南シナ海でボルネオ渦が起源の熱帯低気圧が台風が発生しそうだという情報が気象庁から出された。
引用元:気象庁
ボルネオ渦が台風にまで発達するのは極めて珍しく、台風の発生形態としてはレア中のレアとなる。
地上天気図を見ると日本付近は西高東低の強い冬型の気圧配置でシベリア高気圧由来の寒気が日本の東海上にある発達中の低気圧により引きずり出されているのがわかる。
一方、南シナ海では北高南低の気圧配置で北東の風が吹いている。
大陸から東シナ海に出た寒気は南シナ海に入り熱帯低気圧に送られることになるが、もともとは乾燥した寒気が東シナ海、南シナ海を進むうちに暖湿化してから熱帯低気圧に届けられるので発達のトリガーとなる。
引用元:気象庁
欧米の気象モデルを見てもあまり発達させていないが台風の発生パターンとして極めて珍しいので注目しておく必要がある。
引用元:weathernerds